三度目となる「緊急事態宣言」が東京にも発令されました。
まあ、それ以前も「まん延防止等重点措置」が適用されていたので、今年は年が明けてから、ずっと新型コロナウィルスの感染拡大防止の只中にいるようなものなので、特別縛りがきつくなろうがなるまいが、それへの活動上の対策は既にとられているので、今回の「緊急事態宣言」も特別感はなく、普段通りの活動を淡々と進めています。
所謂「コロナ渦」で路上はどうなっているのか?との問いがあちこちから聞かれますが、コロナ情勢の中、東京への新規流入者が少ない中、路上は路上のままでり、わりと変化はなく、いつもの通りと言えば、いつもの通り。「今回の件で何か困ったことがありますか?」と、おっちゃんに問うても、「いつも困ってんだよ、俺らは」との答えが返ってくるだけです。まあ、つまりは「いつも俺らのことなど心配などしない癖に、こんな時だけ、おかしな同情押し付けやがって」と言うことです。
これまでの新型コロナの感染傾向は、路上で生活していることに特段のリスクがあるわけではなさそうです。その点は安心をしています。もちろん、おっちゃん達の生活の場は、人混みの多い繁華街や都会の中なので、リスク回避のための啓発等は率先して行い、マスク配布もこれでもかと通年的に実施しています。まあ、お金がないので居酒屋にいくこともなく、会食をするわけでもなく、若い人とあまり接触することもないので、必要最低限の守りごとさえ守っていけば回避は可能かと思われます。ワクチン接種に関しては、路上の人々はこれからですが、そこにも力を入れて行きたいと思っています。
「コロナ渦」の現れ方は、今のところ「まばら」「限定的」のようなので、ここら辺は何とも言えません。これから色々と出てくるのでしょうが、路上への出現も今のところ少なく、この世界特有の「流動性」が抑え込まれていることから、それは「爆発的」なものにはならないと思われます。そう云うことを「期待」する「他人の不幸を食い物にして利用する人々」が大勢いますが、意図的にそれを仕組んでも、おそらくそうはならないでしょう。
個別に出てきた問題に真摯に向き合い、そして、それを上からの視点ではなく、同じ底辺の視点で解決していく。そう云う地道な活動が求められているとも言えます。